吉野家の牛すき鍋膳が2013年12月に発売を開始したのと同時に、吉野家が送り出した新メニューが「牛チゲ鍋膳」です。
今回はこの二つのメニューのうち、特に後者にスポットを当てて紹介していこうと思います。
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本格派・チゲ鍋メニューを低価格で!
牛チゲ鍋膳は、その名の通りキムチチゲがベースの吉野家のメニューです。
メインのチゲはキムチとごま油のタレに、牛肉、ネギ、白菜、タマネギ、豆腐に加えて平打ち麺が入っており、ボリューム満点の一品になっています。
牛肉には和風の下味が付いていて、その味がキムチの辛みと絶妙に絡み合って、辛すぎずうまみの多く感じられる味付けになっています。
キムチから出るほんのりとした酸味も良いアクセントです。
この辛みとうまみ、酸味のバランスが絶妙なのでご飯がとても進むものになっています。ご飯が足りなくなったら、有料ではありますがもちろんご飯単品での追加注文もOKです。
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吉野家が熟成肉とダシの改良でさらに美味しく!
今年から提供されているチゲは、牛すきと共に肉が熟成肉になり、より深みのあるうまさへ変貌を遂げています。
また、ダシも更に改良され、アサリなどの魚介がメインになってよりマイルドな辛さになっています。
CMキャラクターの宮川大輔さんも改良されたチゲには太鼓判を押しています。
なぜか牛すきの方ばかりが全面に出ていますが、チゲの方も牛すきに負けないほど美味しく、寒い冬を辛さと温かさで芯から温めてくれること請け合いです。
鍋メニューは大成功!でも実際は?
牛すきとチゲという二つの商品で大成功している吉野家ではありますが、意外にもマーケティング的には万々歳というわけでもないようです。
吉野家の売り上げは鍋メニューを提供している冬場こそ絶好調でした。
ですが、提供していない夏場に限ると売上高が前年比でマイナスになる月もあるなど、意外に苦戦している現状があるようなのです。
現在の消費者は飽きるのが早く、昨年までは目新しさで売れていたものもこのまま好調を維持できるとは限りません。
そのためにも、更に魅力的な鍋メニューの開発と、夏場に消費者をグッと惹き付けることが出来る商品の開発が、この好調ぶりを維持させるには必要だと言えるでしょう。