コンビニ飯の代表格といえばおにぎり。2014年にマイナビウーマンが読者に対して、「どのコンビニのどんなおにぎりが最も美味しいと思うか」というアンケートを行った所、セブンイレブンが上位5位のうち4つを占める結果になりました。

手巻ツナマヨネーズ

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紅しゃけ

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シーチキンマヨネーズ

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北海道産辛子明太子

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焼き豚炒飯

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気になるランキングは・・・

第1位はセブンイレブンの「手巻ツナマヨネーズ」。味のバランスが良い、マヨネーズがマイルドという意見が目立ちます。確かに他のコンビニおにぎりのツナマヨネーズの中には、塩味が効きすぎていたり、ツナよりもマヨネーズの存在感が目立つものがあるため、これは筆者も賛成です。

第2位は「紅しゃけ」で、これも塩加減に定評があるようです。第3位はローソンの「シーチキンマヨネーズ」に譲っており、ここでもユーザーによる「ツナマヨ」人気の高さが伺えます。

第4位はセブンイレブンの「北海道産辛子明太子」で、こちらは魚醤(魚介類が原料の醤油)を使うことで、明太子の旨味を引き出す工夫がなされているそうです。第5位は「焼き豚炒飯」で、ほどよくパラパラな炒飯に香ばしく焼いた焼き豚が入っています。

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驚異的な数字

そんなセブンイレブンのおにぎりの年間販売数は2014年の集計では18億7600万個にのぼります。これは1日あたり514万個が全国で消費されていることになり、1店舗あたりの毎日の売上数は320個の計算になります。上述のような消費者の間での高い評価を裏付けていますね。

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売上を伸ばす工夫とは

しかしセブンイレブンは、素材や味付けだけを工夫して売上を伸ばしているのではありません。代表的なのが値引きセール。おおよそ4日から5日ほどのセール期間中は、税込み160円未満の低価格帯のおにぎりが100円に、税込み160円以上の高価格帯のものが150円になります。

このセールは例えば2013年から2014年の間には10回行っておりますが、これは連休や長期休暇でビジネスマンや学生の来店が少なくなる時期にセールを行うことで、来店する動機付けをするというわけです。祝日のない6月にも値引きセールを行うのは、梅雨で客足が鈍るため。

食品の値引きセールはスーパーの閉店前の値引きなど、余った品を買ってもらうために行うものという感覚が強いですが、セブンイレブンは消費者の来店動機という戦略的な視点に立って行っていたのでした。

セブンイレブンのおにぎりの人気の秘密は商品だけでなく、企画・宣伝などを全社一丸となって行っている店にあるのかもしれませんね。

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