世界各国に出店しているケンタッキー・フライド・チキン。

その土地で受け入れられることでちょっと面白いと言うか、ある意味風習になっていることがあるのでご紹介します。

 

細かなことを気にしない沖縄文化。それがメニューにも表れている!?

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沖縄の代表的な家庭料理にチャンプルーがあります。有名なゴーヤ以外にモヤシや島豆腐などの昔からあるものと、戦後入ってきたコンビーフやスパム缶を混ぜたものが現代のチャンプルーです。

そこから在来と入り混じったものをチャンプルー文化と表現しています。

そんなチャンプルー文化はフライドチキンも独特な食べ方をします。お茶碗に盛ったご飯と一緒にオカズとして食べるのですが、あのスパイスが効いたフライドチキンと炊き立てのご飯がミスマッチではないようです。

細かいことは気にせず、美味しく頂くことができれば問題なし!ちなみに焼きそばだって普通にケチャップ味があるくらいですから、スパイスの効いた唐揚げ定食的な感じなのかもしれません。

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県民食とコラボするケンタッキー・フライドチキン

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昔は金武町にあるキャンプハンセンのゲートを出るとディープな街が広がっていました。

米人相手に危険な香りが漂う店が軒を連ねていた通りで出したタコライスが、時代の経過とともに沖縄を代表するメニューとなったのです。

実はケンタッキーでも1996年には沖縄発でタコライスをメニュー化していたことがあります。

今もこの時のなごりがあって、フライドチキンを先にムシってタコライスの上にのせ、スプーンで食べるのがスタンダードな食べ方となっています。

ちなみに「えー!」って思うかもしれませんが、この「ケンタッキーまぜまぜ」は全国に広まり、今では外食店の定番メニューになっているところもあるくらいです。

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沖縄の人たちのケンタッキー愛はハンパない!

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本社でもなぜ沖縄が消費量日本一なのかはつかめていないそうですが、戦後の米国管理下でフライドチキンが特別な食事ではなくなっているのかもしれません。

各家庭でも肉食が主体となり、調理されたフライドチキンは受け入れやすかったことと、なによりも香辛料が暑い地方には最適だったのかもしれません。

いまではフライドチキンが贈答品として使われたり、結婚式の引き出物としても用意されるほど他県では考えられないほど愛されていることが、消費日本一になっている要因なのかもしれません。

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