2013年9月より新しく販売開始されたメニュー「ロース豚丼 十勝仕立て」。
「うまさ、でっかいどーん」のキャッチコピーと共に販売され、今や吉野家の定番のひとつになったこの商品は、一体どのようなものなのでしょうか。
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吉野家が目を付けた「十勝仕立て」とは?
ロース豚丼の紹介の前に、そもそも「十勝仕立て」とは一体どういうことなのか話していきましょう。
北海道十勝地方には、「帯広系豚丼」と呼ばれる料理が半ば郷土料理のような形として存在しています。
北海道では帯広を中心に、主に道東方面でよく食されています。
これは吉野家をはじめとした従来の牛丼チェーンで提供されていたものとは全く違い、砂糖醤油などで味付けした豚肉を、甘辛のタレで焼いたものをご飯の上に乗せた一品です。
豚肉はロース肉やばら肉など、厚みがあって食べ応えのある部位の物を使っており、牛丼チェーン店で供される薄い豚肉が敷き詰められているものとは見た目も食べ応えも全く違ったものになります。
北海道の十勝地方では酪農業が盛んであり、この料理はそういった生業の中で誕生し、根づいていった料理です。
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研究を重ね、ついに豚丼メニューが登場!
吉野家のロース豚丼は、前述したような帯広系の調理法を明確に受け継いだメニューになっており、見た目も食べ応えも本場に負けず劣らずなクオリティになっています。
豚肉は大判の肩ロース肉を使用し、こってり風な見た目とは裏腹に後味のさっぱりとした甘辛ダレを絡め、じっくりと焼き上げた豚肉がご飯を覆い尽くす、見た目から食欲をそそるメニューになっています。
そして仕上げの青ネギが程よいアクセントになり、大味でないバランスのとれた一品です。
吉野家のロース豚焼定食、「トッピング」といえばコレ!
さて、吉野家のメニューを見ていると「ロース豚焼定食 十勝仕立て」というものもあります。これはどんな商品なのでしょうか。
このメニューは豚丼に使われる肉がご飯と別添えで出されるものになっています。両者の最大の違いはなんと言っても定食用のマヨネーズが付いてくると言うことでしょう。
豚肉にマヨネーズをかけてご飯に乗せていただくと、後味さっぱり目の豚肉が一転、ボリューム満点のこってりしたものに変身します。
よりガッツリ食べたい!という方にはこちらもオススメです。
それぞれ違った後味の二品。しかしながら丼も定食も、牛丼チェーン店で提供される従来の豚丼の常識を覆すメニューであると言えるのではないでしょうか。