現在、大手コーヒーチェーンのスターバックスやドトールと競合するほどの品質を追求したカウンターコーヒーに、コンビニ各社は力を入れています。そんな中、セブンイレブンは自社のセルフ式ドリップコーヒーSEVEN CAFE(セブンカフェ) を2014年10月にリニューアルし、好評を博しています。

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パワーアップしたセブンカフェ

変わったのはコーヒー豆の配合と焙煎。さらに豆の渋皮を取る「磨き工程」を追加したことで、より華やかな香りが楽しめ、コク深く、なおかつスッキリとした後味になったそうです。出来上がるまでのプロセスを追加したにも関わらず、お値段は据え置きというのも良心的です。

価格はこれまで通りレギュラーサイズが税込み100円、ラージサイズが税込み180円と、気軽に本格的なコーヒーを味わうことができます。

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セブンカフェとは

そもそも、このコンビニのコーヒーブームの火付け役となったセブンカフェとはどういうものなのでしょうか。セブンカフェは「より豊かで上質な時間」を消費者に提供することを目的に、2013年にセブンイレブンが起ち上げた自社ブランドです。専用サーバーなどの備品は全てオリジナルデザインで統一されており、豆の品質や工程も細かくチェックされています。

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おいしいコーヒー豆のひみつ

セブンイレブンのカフェに使用する豆は標高1,000メートルで栽培されたアラビカ豆4種類がブレンドされています。4種類の豆のうち2種類は香り、もう2種類は味に特徴があるものを選んでいます。香りの豆は浅めに、味の豆はコク出しのため、深めに焙煎する「ダブル焙煎」を採用。
また、焙煎した豆は劣化を防ぐために10度以下で常に配送されています。

この苦味や飲みごたえにこだわりつつも、スッキリとした味が消費者に受け、販売開始から1年でなんと累計4億5,000万杯の販売記録を打ち立てました。今後はセブンイレブンの親会社、セブン&アイ・ホールディングスのスーパーであるヨークマートやイトーヨーカドーの店内で展開しているファストフード店にも、セブンカフェを導入する計画があるそうです。

前述のスターバックスやドトールのような大手チェーンは、飲み物やフードメニューを販売しつつ、落ち着いた店内でくつろぎのひとときを与えてくれています。一方で、セブンイレブンをはじめとしたコンビニ各店では、朝やお昼の限られた時間内、あるいは外出のついでに美味しいコーヒーを飲んで気分を入れ替えたいという消費者に強くアピールしているのかもしれません。

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